嘘や夢であって欲しかった その11 裁判 (第一回口頭弁論)
2005/03/12
2005年3月8日----------
今日は「第一回口頭弁論」の日です。審理の日、いわゆる一般的に言う裁判の日です。私は少額訴訟を選択しましたので、審理は原則として1回。今日のうちに判決が出てしまいます。
あー、長かったなぁ・・・

この「期日呼出状」を受け取ってから、どれだけこの日を待ちわびていたでしょう。私の視線が太陽光線だったなら、このわら半紙はとっくの昔に燃え尽きてしまっていたと思います。
「ぎゃーっ、遅れちゃう!」
前日はあまりにワクワクしていましたので全く眠る事が出来ず、体調は最悪の状態で車を走らせる私。家から簡易裁判所までは車で15分足らずなのですが、友人達が「傍聴したい、でも迎えにきて」というので、あえて1時間半の道のりを突き進むのでありました。
見せてやろうじゃないか、私の生き様を!! 見ろよ、こらぁ!!
そんなギンギンの私であります。
しかし、この日に限って道路工事が多発していて、バスレーン(私の住んでいる市では、朝と夕方に道路の一部が"バス専用レーン"になり車線が変わります)の時間でも無いのに車道は渋滞の嵐です。時間だけが空しく過ぎていきます。
私の人生はどうしてこうもケツカッチンというかエキサイティングなのだろう・・・
そんな事を思っていると、
「ほーっ、やはり**ちゃん(私の名前)は不思議と不幸を引き寄せる力があるなぁ。天性の賜物だね」
と、傍聴人達は大はしゃぎ。
こらぁ、楽しんでんじゃねぇ! 遅れたら無条件で相手の言い分が通ってしまうんだよ!
また、車内では「ネットゲーム」の話等で大盛り上がり。
今からする事は私にとってバーチャルリアリティではなく現実そのものなんだけれどねぇ・・・と思いつつ、私と友人達の考え方の違いのコントラストが強く出ているこの状況に対して、なんとも不思議にも思えてもきました。
胃の痛くなるような思いをしながら、やっと簡易裁判所に到着しました。時間は午前10:55。ギリギリ間に合いました。トイレに行ってから、急いで2階にある法廷へと駆け上がりました。
法廷の前の掲示板には私の名前や事件名が掲げられていました。そう、貸金の訴訟は「貸金請求"事件"」なんです。事件と言うと「殺された」とか「盗まれた」とかそういったこと(いわゆる刑事事件)がまず頭に浮かびますが、裁判所的には民事訴訟も「事件」だそうで。
法廷に入りました。
あれっ・・・ラウンドテーブル法廷じゃないよ?
一瞬、法廷を間違えたのかと思いました。その法廷は裁判官、原告、被告のテーブルが分かれている、いわゆる一般的な法廷だったからです。
私の場合、「お金をさっさと返してくださいと裁判所からも言ってもらうための事件」ということで争点がもともとあまりありません。しかも、相手からは証拠や答弁書(=自分の言い分を書いた書類)が全く提出されなかった(少額訴訟の場合、お互いに口頭弁論の日までに全ての書類を裁判所に提出し、お互い受け取る)のでますます争点が乏しい限りでした。そういうわけで私の場合もラウンドテーブル法廷だとばかり思っていました。
なんか普通の法廷だとやけに仰々しいよねぇ・・・っつーか緊張するよ・・・
そんなことを思いつつ、原告席につきました。
