嘘や夢であって欲しかった その28 嘘と言い訳

嘘や夢であって欲しかった その28 嘘と言い訳

2005/06/21

2005年6月17日

支払計画表

 私の債務者から電話がありました。債務者から電話がある時はいつも給料支払のことを連絡する時の"ついで"です。私の債務者は私が以前勤めていた会社の経理事務をしています(こちらも給料未払いということで私は訴訟を起こしています)。

「いつになったら支払うのですか?」
「それについてだけれど、来週中にも支払計画表を作成して渡したいと思う」
「支払計画しても実際に計画を実行しなければ意味ないと思います。現にアナタは私との約束を何度も破りました。この間の電話もアナタが"自ら再び電話する"と言ったので、私は"必ずお願いしますね"と念を押しました。しかし、結局アナタは電話をかけなかったでしょ」
「・・・・・」
「アナタの言う事は信用できないのです。何よりも給料債権差押は毎月必ず"計画的に"支払われるものです。給料は毎月出るものですから。アナタの会社の対応がおかしいだけなのです」
「それについてなんだけれど、実は他の人からも差押を受けているので、分配という事になりアナタの取り分が少なくなる。だから支払計画表を作ってそれに基づいて支払っていきたい」

 結局、なんか"支払計画表"なるものを作る作ると言って私の話は聞かず、話自体が平行線のまま終えました。それにしてもこの時点で「他者からの差押」というのを初めて聞きました。本当なのでしょうか?

 だんだんよく分からなくなってきましたので、一旦、民事相談員の人に相談してみる事にしました。

債権差押係

 民事相談の受け付けにいくと、今日は何故か大盛況で10分待ちだそうです。そこでその10分の間に地方裁判所の債権差押係へ電話をかけて事実確認をしてみました。

「今のところ、他者からの差押の事実は認識できないですね」
「認識というと?」
「私どもの方としましては、第3債務者(会社)から"他者からの差押の事実"を書面で申立していただかない限り"認識できない"ンです。ご自身の場合、株式会社○○(私の第3債務者)からは申立自体されていませんので」

 おいおい・・・こんな事まで「セルフサービス」なンですか? 裁判所同士がネットワークか何かでつながっていないんでしょうか? 教えて、エラい人!!

 っつーか、この人、私が質問をしていないのにも関わらず、堰を切ったように話をしているんですけれど・・・

「(第3債務者が)申立をされますと、債権は供託所で供託される手続きに入ります。その手続きが終わると、供託所から債権者様への分配が行われるようになりますので、債権者様が直接第3債務者へ督促する必要は無くなります。
 複数の債権者様への分配という事で、一人一人の支払われるお金が少なくなります。ですので、例えば2ヶ月、3ヶ月に1度という感じで"ある程度たまってから"支払を受ける事になります」
「なるほど・・・取りあえず、今の現時点で"他者からの差押の事実"は無いと?」
「そうです。認識できていません」

 ということだそうです。

 要するに、私の債務者はまたもやテキトーな言い訳っていうか、半ば嘘をついて私に話をしているという「悲しい現実」が確認できたわけです。
 債務者が差押されているのは事実かも知れないンですけれど、何が差し押さえられているのか知らされてないし、もし給料債権だったらちゃんと手続きをしないと嘘って言われても反論は出来ないと思います。
 大体、私は面倒くさい手続きもちゃんとしているんだから。手続き無しでも良いって言うんだったら、勝手に家を捜査したり無理矢理な差押とかをガンガンやっちゃうよ?

民事相談員

 債権差押係さんの「怒濤の説明攻撃」を終えた私は、ちょうど10分くらいの待ち時間が終わったので、今度は民事相談員さんに相談をする事にしました。

「これこれ(今までの事情)、こういうわけでして・・・」
「うぬ・・・なるほどねぇ」

 私はあまり口で理論立てて説明するのが上手くないので、判決調書とか「自分の言いたい事を書いた紙」を読んでもらいながら、タドタドしく説明するスタンスをとります。

「このような(裁判所からの)正式な命令があるのだから、命令通りにすれば良いだけの話だと思うンですけれど。ワザワザ命令自体を半ば覆すような"支払計画表"なるものを示す、というスタンスがどうも分かりかねますね」
「私もそう思うのです。・・・でも、裁判書記官さんは"出来ればこういったことは任意で行う方がお互いに良い"ともおっしゃいます」
「"支払計画表"というのはもうご覧になられましたか?」
「いえ、まだ債務者が作ってないので見てないです」
「それはご自身にとってどうなるものなのでしょうか?」
「想像すると、おそらく債務者にとって有利、私にとって不利なものになるのは間違いないと思います」
「そうでしょうねぇ・・・。取りあえずですねぇ、ここではこういうもの(判決調書等)を取る前の段階の方が対象でして・・・申し訳ないのですが弁護士や司法書士と相談されてみられてはいかがでしょうか」

うぬ・・・民事相談員レベルの話じゃないのか〜

「ところで質問なのですが・・・裁判所というのはそんなに頼りないものなのですか?」
「えーっと、基本的には"セルフサービス"だと思っていただければ良いと思います。私のような給料債権差押の場合、裁判所は双方に手紙を出すだけ、ですので。督促も自分でしなきゃいけないんですよ」
「そうなんですか・・・」

 なんか民事相談員に逆に質問されてるんですけれど・・・

 そういえば、この間最寄りの警察署で相談した時も同じような事を質問されたっけ・・・。

っつーか、ミンナ裁判所に対して「夢を見過ぎ」です

 私みたいなダメダメな人間&民間人だったら「知らなくても平気」なところがありますが「警察官」とか「民事相談員」「労働基準監督署の監督官」は業務で裁判所に関わっているんだから、少しくらいは知っていた方が良いと思います・・・。